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e-sportsはスポーツなのか? アンケート調査結果

e-sportsとは何か?

e-sports開催のオープニング画像

e-sports(イー・スポーツ)とはElectronic Sports(エレクトロニック・スポーツ)の略で、 複数のプレイヤーと対戦するビデオゲームを競技化したもの。 日本ではe-sportsの認知度はまだまだですが、海外では高額賞金が賭けられた大会なども行われ、 年収億単位を稼ぐプロゲーマーもいます。

よくゲームメーカーや雑誌とかで大規模なゲーム大会が開催されたりするけど、 「eスポーツとは何が違うのか?」といえば、一言でいえば賞金が出るかどうかです。 日本では法律上、賞金が発生しなかったり、出てもせいぜい優勝して10万円そこら。 eスポーツはスポンサーが付いた大会で開催してるので、億単位の賞金が出たりする。

e-sportsに出場して金を稼ぐ以外にも、企業がスポンサーとしてプレイヤーに付き、 お金を稼いでいるプロゲーマーもいる。 大抵はゲームの腕前がいい人ばかりで、よく企業ロゴが入ったシャツを着て大会に出場してたりしますよね。 企業側はそのプレイヤーが大会で活躍して、会社を広く宣伝してもらうのが目的となる。

 

eスポーツの会場

世界規模で見れば、日本はまだまだプロゲーマーですら少ない現状ですが、 インターネットを中心に調査・リサーチをしているマイボイスコムというサイトでは、 2018年7月1日~5日に調査した『eスポーツに関するアンケート結果』を発表してました。

回答数は10514件で、日本におけるe-sportsはどれほど認識されているものなのか、 なかなか興味深い報告書なのでまとめてみました。

eスポーツのアンケートまとめ

www.myvoice.co.jp

■eスポーツって知ってる?

  • eスポーツ知ってる:18.5%
  • 名前だけ聞いたことある、どんなのか知らない:25.4%
  • 全く知らない:56.2%

■eスポーツに興味ある?

  • 興味がある:1.3%
  • まぁ興味がある:4.7%
  • どちらともいえない:10.6%
  • あまり興味がない:19.1%
  • 興味がない:62.2%

■eスポーツに関する考え方

  • ゲームをスポーツ競技としてとらえにくい:20.1%
  • eスポーツという名前からゲーム対戦競技をイメージしにくい:19.3%
  • 体動かすのがメインじゃないし、スポーツ競技とはとらえにくい:15.4%
  • 将棋やチェスのようなマインドスポーツ競技だ:8.3%
  • 反射神経、動体視力、瞬発力が求められたスポーツ競技だ:7%
  • あてはまるものがない:47.7%

 

まぁ、こんなもんだろうなぁと想像してたが、 半分以上はe-sportsがどんなものか知らず、名前くらいなら聞いたことあるけども、 よく知らないのが8割ぐらいのようです。

全く興味が無いので、自分でネット検索して調べたりもしないのでしょう。 よくパソコン屋のWebサイトなんかで、FPSのプロゲーマーが「俺はこのPC使ってるぞ!」みたいな、 広告画像が小さく貼られてる程度なので、知る人ぞ知るみたいな現状だろうか。

e-sportsはそもそもスポーツなのか?

ゲームそのものに興味を持たれていない可能性も高いが、 調査結果からすると「e-sportsはスポーツなのか?」と疑問すら持たれている。 スポーツといえば汗水垂らしながら、躍動する筋肉を活かして動くものをスポーツと一般的に呼ぶので、 将棋や囲碁のような頭脳を活かす競技『マインドスポーツ』という捉え方がない。

「将棋や囲碁もゲームだ」と一般的に思われている以上、 『e-sportsというのはスポーツの一種である』という風には捉えてくれないものだと感じる。 「貧弱デブ野郎が、部屋に引きこもってゲームしてるだけだろ?」と陰湿なイメージしか湧かないし、 ましてやFPSを遊んだことのない人々にとっては、反射神経や動体視力を使うゲームという認識もないだろう。

そもそもeスポーツうんぬんより、ゲーマーというイメージがあまり良くないものだと思われてるかも。 ゲームを遊ばない人から見れば『ただのゲームオタク』と感じてるだろうし、 サッカーや野球のような熱狂的なファンや応援者がいて、大会を見守る老若男女が集まっている感じでもない。 なので、企業が進んでスポンサーとして付くはずもない。

e-sportsに思う感想

日本の掲示板では「eスポーツの認知度は海外では当たり前に広がっていて、 国内で認知されていないだけだ!」と書き込まれてたりするが、 実際海外で調べてみると『no sports=あれはスポーツではない』と書かれた記事が大量にヒットする。 つまり海外においても、「まだeスポーツは認められていないんでは?」という印象すら感じます。

そんな状況化の中で、「e-sportsはスポーツだ」と言っても笑われるだけだろう。 ゲームは昔からテレビや本、子供の勉強などから目の敵にされて、 社会的に認められなかった背景があった。 ましてやグリーやスマホゲームなんかは、息子が課金地獄に陥り、親困らせな問題がいくつもあったかと思う。

 

前にe-sportsを推進している、カプコンやバンナム社員の記事を読んだことがある。 自分らが制作したゲームが、e-sportsとして正式認定される前程でインタビューを受けてると思うし、 e-sportsとは金稼ぎ企業が奮闘してるだけにしか映らないのが残念に思えた。

www.bandainamcoent.co.jp

eスポーツの将来性を考えてみたが、現状のFPSプロゲーマーを見ると、 海外へ行ってはボコボコにされて帰って来るといった感じで、 あぁ日本はやっぱ勝てないんだなと期待が持てない。 ましてやうまく勝てたとしても、日本でeスポーツが根付くかどうか怪しい・・・

「浸透するまで10年はかかるんじゃないの?」といった感じもするし、 今現役で活躍しているプロゲーマーは、あくまで礎の人で終わりそうな気もするかな。 なんだかんだで美味しくないし、仕事と両立できなくて辞める方も多いそうですよ。

 

そういえば少し前にプロゲーマーになったことで、ブログでe-sportsチームをディスってた方がいましたね。 プロゲーマーを夢見たはいいが、自分が思っていた現実とは違っていたのだろう。 プロゲーマーとはメディアでは良い面だけしか記事に書かないので、人生を無駄にして踏み台にされてしまう人もいる。

yushipon.hatenablog.com

 

まずプロゲーマーを目指す前に現実を把握しなきゃいけない。 FPSのプロゲーマーなんかを観察すると、おそらくいくつかスポンサードされてもチームで仕事をしてるため、大半の方が一般的に生活していける満足な額を受け取ってるとは思えない。

なので副業は必要になるんじゃないかな? 結婚してる人は嫁のヒモで暮らしている気もするし、腕前の良し悪しよりもプロゲーマーになるための土壌ができてない人は難しいのではないのか?という印象を受ける。

まだ学生で「プロゲーマーになりました!」というニュース記事を見ると、 「おぉ!凄い!」というよりは、企業利益とeスポーツ発展のために宣伝マンとして利用されてしまったんだな・・・ と感じる今日この頃かな。なんか芸能界と似ている気がした。いらなくなったらポイッ!と捨てて、また新しい人材を確保する流れだろうか?